芸術の進歩に大きな貢献をした人に贈られる2012年度の日本芸術院賞に、建築家の槇(まき)文彦さん(84)ら8人が選ばれた。このうち、槇さんと生田流箏曲家(いくたりゅうそうきょくか)の米川文子(本名米川操)さん(86)には、特に優れた人に贈られる恩賜(おんし)賞にも選ばれた。受賞者と受賞対象は次の通り。(敬称略)
【恩賜賞・日本芸術院賞】槇文彦=名古屋大学豊田講堂▽米川文子=生田流箏曲・三弦の伝承・演奏家としての業績
【日本芸術院賞】日本画家能島和明(69)=「鐘巻(黒川能)」▽洋画家佐藤哲(本名佐藤哲也)(69)=「夏の終りに」▽陶芸家寺池静人(本名寺池静雄)(80)=「富貴想」▽能楽家シテ方浅見真州(本名浅見真広)(71)=「隅田川」の舞台成果と「重衡」を始め複曲能の顕著な業績
▽文楽三味線方鶴沢燕三(本名田中紳一)(54)=国立劇場文楽賞など文楽三味線弾きの業績▽指揮者飯守泰次郎(72)=長年にわたる指揮活動の功績
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