2008年に米アリゾナ州で元恋人の男性を撃ち殺したとして起訴された女性の裁判が全米の注目を集めている。この女性は1月から始まった裁判で「殺害は正当防衛だった」「元恋人から性的な虐待を受けていた」などと主張。2人のテレホンセックスを録音したテープを証拠にして元恋人の異常性を訴え、無罪を訴えている。しかし女性は当初は「事件現場にはいなかった」と証言するなど虚言癖が際立っており、今になって正当防衛とする女性の主張を疑問視する向きも多い。米メディアは「セックスと嘘とオーディオテープ」などと題した特集を組むなどして、法廷でのやりとりを大々的に取り上げている。
米ABCなどによると、事件は2008年6月9日、当時30歳だったトラビス・アレキサンダー氏がアリゾナ州メサの自宅で殺害されているのが見つかったことで発覚した。アレキサンダー氏の遺体は裸で、顔を銃で撃たれ、のどを切り裂かれ、体に29カ所の刺し傷を負った状態だった。司法当局は7月になって、遺体発見の5日前にアレキサンダー氏を殺害したとして、当時28歳の元恋人、ジョディ・アリアス容疑者を起訴した。
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