【八角健太】大津市でいじめを受けた中学2年の男子生徒が自殺した問題を受け、滋賀県警は新年度から、大学生ボランティアに協力を求め、中学生を対象に「いじめ防止教室」を開く。中学生と年齢的に近い大学生に演劇や自らの体験を語る活動をしてもらい、生徒たちにいじめについて考えさせる狙い。警察がいじめ根絶に大学生の協力を得る試みは全国でも珍しいという。
県警は2002年から県内在住の大学生をボランティアに登録。万引きなどを繰り返す少年や性的被害を受けて心に傷を負った女子生徒に勉強を教えるなどして立ち直りを支えてきた。
県警は新年度から、このボランティアの枠を20人から60人に広げる。これまでの支援活動に加え、少年サポートセンターが新たに県内各地で開催するいじめ防止教室への参加を求め、大学生のアイデアも盛り込み、なぜいじめをしてはいけないのかなどを中学生に伝えてもらうことにした。
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